楽しい事も幸せを感じる時もある中で、悩み事も沢山あって…。その中でも怒り方についてはここ最近特に悩んでいました。
感情的に怒る事が増えたなって自覚があって、それをやめたいのになかなか変われない自分。。。
《怒らない》
ただそれだけの事が出来ないんですよね・・・
叱るべき時であっても一喝して、後は落ち着いて話せば子供にちゃんと伝わる。分かってるのに…一喝した後も不機嫌な態度を続けてしまったり、一喝ではなくずっと大きな声やキツイ口調で喋り続けたりしています。
幼少期、それはそれは母に怒られた私は、反発したり母を恨んだりするよりも
お母さん、もう怒らせないから許して
お母さん、私の事嫌いにならないで。
ちゃんといい子にするから、怒った顔しないで笑って?
と、ただただ愛されたい・優しくされたいと願っていました。怒られないように顔色伺って、母の態度にビクビクしながら過ごしていた記憶もあります。(記憶の中で誇張されているのかもしれませんが)
成長するにつれ
よくそんなに怒れるよね
どんだけ自分が正しいん?
怒らせるなって言うけど、自分が怒らんかったらいいだけじゃん
あなたが感情的に口走った言葉でどれだけ私が傷ついたか考えたことある?
私はあなたの所有物ですか
と、反発したり母を責める気持ちを持ったりしましたが、それでも心の根底には愛されたい想いがあったように思います。
愛されていない、大事にされていないと思った私は、小学生の頃に祖母へ家を出たいと相談し困らせた事もありました←
だから、絶対こんな母親にはならない!!と心に誓っていたのに、母親の大嫌いな部分にそっくりな自分に心底幻滅しています…
母親に怒られる子どもがどんな気持ちになるのか自分がよく分かっているのに、なぜ大事な我が子を同じ目に合わせてしまうのか。
虐待は繰り返されるって聞いた事あるけど、それと同じなのかな…
先日、外出からの帰り途中で寝てしまった長女が、家に着いたら目を覚まし泣き始めました。
最初は寝が足りなくて泣いてると思ったので「眠いなら寝ていいんよ?」と声をかけたのですが、ヤダー!!と泣き叫ぶ長女。
何を言っても何をしてもダメで、段々とイライラしてきた私は「とりあえず泣くのやめて!!」と怒鳴ってしまったんです。
ここで思い留まれたら。
今はそう思います。
でもこの時の私は、怒鳴った事で抑えていた苛立ちが一気に溢れてしまい「長女ちゃんが出掛けたいって言うからお出掛けしたの!ポポちゃん連れて行きたいって言うから最後までお世話するって約束で良いよって言った!でも、結局途中でやめたよねぇ!?アイスもいいよって言ったし、ジュースだって買った!!ママはいっぱい長女ちゃんの言うこと聞いたのに、長女ちゃんは全然ママの言うこと聞かないじゃない!!約束も守らないじゃない!!」と、責め立てるような強い言い方で長女に自分の感情をぶつけました…
当然娘の泣き方はエスカレートし、体をよじらせたり地団駄踏んだりしながら泣き続けていました。
【泣いてる子供は抱きしめて欲しいだけ】
どこかでこの一言を見た時に、ホントにそうだ。私はそうだったって思いました。泣くと、なんで泣いてるの!!って問いただされたり
泣きなさんな!!って怒られたりしたけど、お母さんに抱きしめてほしかった。泣いてもいいよって言って欲しかった…
だから、子どもが泣いてる時はまず抱きしめるようにしようって思ったのに、怒りの感情に振り回されてた私は抱きしめる事も出来ないどころか、手を握ってやる事も、泣きじゃくる娘の背中をさする事もできず、泣きたい時は泣いたらいいよって思うことすら出来なかった…
冷静になる為に少し距離を置こうと思っても、離れたらもっと泣く。。
「お願いじゃけもう泣くのやめて!!」
「泣きやまんならもうばぁばん家行って!!」
とまで言いました…
「ママ怒らないで」
「ママがいい」
「ママごめんなさい」
そう言われて少しずつ冷静さを取り戻した私と、泣き疲れて寝てしまった娘。
泣き止みなさいって言う前に、私が怒るのをやめるべきでしたし、怒られるだけで子どもは不安になるのに、ばぁばん家に行ってなんて言われた娘はどれだけ不安になったか…
ごめんなさいって謝るのはわたしの方。
目を覚ました娘は何事もなかったようにケロっとしていていつも通り笑いかけてくれました。
だからって私がした事が無かった事になったわけではありません。
娘の心に傷がついてしまったなら、それは一生消えないどころか、もしかしたら成長するにつれて大きく深くなってしまうかもしれない。
自分が育った環境や経験した事、消えないトラウマや傷も思い出して、この日の自分の言動を振り返りすごく落ち込みました。
母親失格じゃ…とも思いましたが、落ち込む時間があるなら変わる努力をしよう。傷つけた以上に愛情を伝えようと決心しました。
こんなママなのに「ママ、世界で1番好きよ」って言ってくれた長女。
それがたまたま母の日で、わたしには特別すぎるプレゼントとなりました。泣